こんにちは、Akkarinです。
最近、毎週「週刊めろうの~つ」の動画制作にかかりきりで、サイトのコラムを全然更新できてませんでした。もっと頻繁に記事を書くつもりだったんですけどね。分身の術が欲しい(笑)。
さて、「週刊めろうの~つ」では、第2回から「Metronome Core Episode」というコーナーを作りまして、これがわりとご好評をいただいています。めろうの~つは、12月にデビューしたばかりで、リリースした楽曲もまだ1曲のみですから、毎週更新で動画コンテンツを作るには材料が足りなかったため、Chapeauちゃんにお願いして、Metronome Coreの曲を語ってもらうことにしました。
ご存じの通り、めろうの~つには1月から、Chapeauちゃんと一緒に Metronome Coreを結成していた、UちゃんことUtopianちゃんが加入しました。ChapeauちゃんとUちゃんは、2023年~2024年にかけて、アルバム2枚、合計22曲もの楽曲を作り上げました。
そのふたりが在籍しているめろうの~つは、いわば Metronome Coreをまるごと内包しているともいえますが、単なる後継ユニットとも少し違う存在だと思っています。そもそも、Metronome Coreというユニット自体、まだ解散したわけではありません。
作詞をわたしやhoyoyoちゃんも担当するということを除くと、めろうの~つが音楽面でMetronome Coreと異なる最大のポイントは、Uちゃんも作曲を担当するということですが、実はそれだけではありません。今回はそのあたりをご説明するため、まずはMetronome Coreの成り立ちから触れていきます。
Metronome Coreの結成のきっかけは、Chapeauちゃんが2022年に久しぶりに作曲し、YouTubeで公開していた楽曲「今日もはっぴぃえんどに!」と「最後の月曜日」でした。それらをUちゃんが聴き、Chapeauちゃんが「アレンジやミキシングについては諦めて作っている」と話したところ、Uちゃんが「それはとても勿体ない!」「アレンジ次第で(良い方向に)絶対化ける!」と返し、そこからUちゃんのプロデュース&アレンジでアルバムを出すという話へ繋がっていったのです。
さて、音楽を作ったことのない方でも「作曲」はなんとなくイメージできると思います。大まかにいえばメロディ、主旋律を生み出す工程ですね。極論すれば、わたしでも作曲することはできます。鼻歌で適当なメロディを奏でて、作曲した!といえば、それは作曲です。もっとも、それがいい曲になるかどうかは全くの別問題ですが(笑)、理屈としてはそういうことです。
それではアレンジ、すなわち「編曲」とは何でしょうか?
作曲で生み出した基本となるメロディを、どういう楽器構成で演奏するか、リズムをどうするか、AメロからBメロへどう繋げるか、サビへ持っていく間奏をどうするか、そういうことを作り上げていくのが「編曲」の工程ということになります。実際にみなさんが聴くものは、編曲によって組み立てられた音楽ですから、編曲の役割は非常に重要なのです。
楽曲制作の工程をあとふたつ補足しておくと、編曲によってさまざまな楽器ごとの音源(トラック)が出来上がり、そこにボーカルも加わります。それらの複数の音源を、バランスよく混ぜ合わせる工程が「ミックス」、ミックスまで完了した音源を、様々な環境で高品質な再生が行えるように最終調整して、CDや楽曲配信用の原盤(マスター音源)を作り上げるのが「マスタリング」です。
いわゆるDTMでは、マスタリングの工程までをひっくるめて「編曲」と呼ぶ場合もあるようですが、本来的にミックス以降の工程には専門的な技術が必要です。作曲や編曲を行う「ミュージシャン」とは別の分野であり、これらを行う職業は「サウンドエンジニア」と呼んだりします。
Uちゃんは、ミュージシャンとしても、サウンドエンジニアとしても、プロとして数々の実績を築いていますから、わたしたちは「最強」と呼んだりするわけです。
話を戻して、それではChapeauちゃんは、全く「編曲」をしていなかったのかといえば、やってはいました。「今日もはっぴぃえんどに!」や「最後の月曜日」もそうですし、その前に発表していた「女心と秋の空」にしても、元の曲を作ったのは2009年頃だったそうですが、編曲までを仕上げてYouTubeに公開していました。それではChapeauちゃんが言った「アレンジやミキシングについては諦めて作っている」とは、どういう意味だったのでしょうか。
ミックス(ミキシング)やマスタリングの話は、少しややこしくなるので横へ置いておきましょう。作曲・編曲をして、楽曲としてリリースできるレベルの曲が出来上がると考えて、その最低限のスコアを仮に「100」だとします。Chapeauちゃんが「諦めて作っている」と言った当時、どれだけがんばっても、自力では「70」や「80」が限界で「100」に達すことはできないと考えていたのでしょう。
だけど作曲に関しては、つまりメロディメーカーとしては、Chapeauちゃん自身もある程度の自信は持っていたと思いますし、Uちゃんも何曲か聴いて「メロディーセンスがいいな」と感じていました。このあたりの話は、アルバム「ブラボー!!」がリリースされた当時、サイト「どわこ☆くらぶ」で行われた座談会で、Uちゃん(サイトでは「ゆうみちゃん」)が実際にそう語っています。
ちなみに1stアルバム「ブラボー!!」を聴き、とても感動して、一時はずっと繰り返し聴き続けていた、Metronome Coreの大ファンが、何を隠そうわたしです(笑)。2ndアルバムを出してほしいと後押ししていたのもわたしで、公式サイトやPVを作ったりしたこともあって、アルバムには「Special Thanks」としてわたしの名前を刻んでくれています。たいしたことはしてませんが、おそらく応援団長みたいなものだったという自負だけはあります(笑)。
さて、当時は自分にアレンジの才能がないと諦めていたChapeauちゃんは、自力で「100」の楽曲を作り上げることは困難だと考えていましたから、Uちゃんが編曲を担当し、プロデュースしてくれることで「100」以上の作品を作ることができたのは、最高の経験だったと思います。
ただ、その当時は「100」のレベルには達していなかったとしても、Chapeauちゃんは短期間で22曲の曲を作り、後でUちゃんが最終的に仕上げてくれると考えていたとはいえ、ある程度の形を作るという意味での編曲を経験しているわけです。さらに、Uちゃんに曲の目指す方向を伝え、それが思い通りに仕上がっていく過程を、22曲分ずっと見続けてきたのです。
Metronome Coreは、短期間に2枚のアルバムを出した後、事実上の休眠状態になります。ゲーム内ライブとしては、昨年夏に、わたしがChapeauちゃんと共同で主催した「ドワコフェス」に登場したのが、今のところ最後でしょうか。その「ドワコフェス」では、Chapeauちゃん、Uちゃん、それからUちゃんと長年のパートナーでもあるSephimintちゃんの3人で、一夜限りのユニット「Traveling Sisters」を結成し、新曲「Summer Fes Memories」を3人で共作もしています。
「ドワコフェス」の後、本格的にユニットを作ろうという話が出て、それが現在のめろうの~つに繋がっていくのですが、当初のメンバー3人の中で音楽を作ることができるのはChapeauちゃんのみでした。Chapeauちゃんは昔の音楽仲間へ協力を依頼しようと動くのですが、決裂してしまったのは「Little my me 誕生秘話」で書いた通りです。
そうなると、ひとりで編曲を作り上げるしかありません。「Little my me」は、めろうの~つとして最初の作品ですから、なんとか良い作品に仕上げたいというプレッシャーもあったと思いますが、それを乗り越えて、Chapeauちゃんはしっかりアレンジを自力で仕上げることに成功します。
わたしが完成した「Little my me」を聴いて、まず感じたのが「足りないものがない」ということでした。かつてYouTubeで発表された「今日もはっぴぃえんどに!」などの作品は、メロディはとてもいいものの、完成した曲として、どこか足りないものを感じていたのは事実です。これらの作品は、Uちゃんのアレンジが加わることによって磨きがかかったのですが、シングル版の「Little my me」にはUちゃんのアレンジは全く加わっていないのに、本当に完成度が高いと感じました。
アルバムを2枚出した数年前には、自力だけで「100」の編曲を仕上げることは無理だと諦めていたChapeauちゃんが、しっかり「100」を超えるアレンジを仕上げてきたのです。Uちゃんとのアレンジ作業を通じて勉強したり、その後も共作などによって積んできた貴重な経験が、Chapeauちゃんのステップを着実に押し上げていたのです。
これを書いているとき、めろうの~つの2ndシングルとなる作品のマスター音源が完成しました。詳細は近日発表しますが、Chapeauちゃんが作曲し、UちゃんとChapeauちゃんが編曲した作品です。そのように書くと、Metronome Coreと同じように思われるかもしれませんが、確実に違うのは、Chapeauちゃんは、すでにしっかり「100」以上のアレンジを仕上げてきていて、それを受け取ったUちゃんが、さらに磨き上げたものだということです。
Metronome Coreの頃は「100」に満たなかった曲を、Uちゃんが「100」以上に仕上げていたのですが、今では、ChapeauちゃんがUちゃんに楽曲データを渡した時点で、そのままでもリリースできる水準、つまり「100」を超えているのです。楽曲のクオリティがものすごく上がっているのを感じます。
楽曲制作のやり取りは、主にDiscordを通じて行うのですが、ふたりが相談しながら楽曲を作っていく過程をつぶさに見ているわたしは、Metronome Coreのファンとしてもニヤニヤしてしまいます(笑)。ChapeauちゃんはUちゃんへの尊敬を隠さないし、UちゃんはChapeauちゃんを、メロディメーカーとしての才能はもちろん、アレンジ技術がすごく向上したことを認めて、高く評価しています。
Metronome Coreの結成にあたっては、Chapeauちゃんの音楽の才能を埋もれさせないために、Uちゃんがプロデュースする形で一役買ったという面があったため、作曲はChapeauちゃんのみでしたが、めろうの~つでは、ふたりのミュージシャンが対等に曲を作り、時には協力し合うという関係です。今回完成した2ndシングルのみではなく、すでにいくつもの楽曲制作が同時に動いています。その中には、まだ企画段階ですが、Metronome Coreの楽曲のセルフリメイクのような作品もあります。
2年前よりもアクティブな曲作りに挑んでいるふたりに、これからもエールをお願いいたします!






